言わば、日本の国民食の一つと言っても過言ではないのが、”カレーライス”です。元々が洋食だった料理の中で、これほど日本人の好みに特化して様々な形で開発が進められ、その結果として、日本のオリジナル料理とも言われるくらいに進化してしまった料理は他にないかもしれません。実際のところ、”カレー”料理の食文化を有する他のどの国のものとも、全く違うものになっているんです。最も日本の”カレーライス”に近いのが、明治/大正時期に伝わった欧風のもののようです。日本人の食文化と、この”カレーライス”とは非常に相性が良かったんですね? 割と馴染みやすい主な具材。甘さ/辛さ/塩味の全てを兼ね備えた驚くべき味のバランス。それまでになかった、非常に真新しい香辛料の香り。そして、”ご飯”との相性。その料理が気に入ってしまうと、とことん研究開発を突き詰めてしまうのが日本人の特徴です。味や香りの追及は勿論のこと、それらを家庭料理として手軽に再現可能にするための調理方法の工夫、更には、即席料理や保存食としての研究なんかも積み重ねられてきました。そのため、各家庭などで作るためのカレールゥばかりでなく、レトルト商品の種類も驚くべき数があるんです。しかも、それら全てがもれなく本当に美味しいんですね。
そんな定番人気料理ですから、専門店や有名店も多数。人それぞれの好みも非常に細分化している料理ですから、まぁ不思議なことではないんです。是非、一度お試しを。きっとお気に入りが見つかるはずです。