飴菓子とはまた別の清涼感と酸味のあるタブレット菓子です。伝統的な和菓子の一つ、落雁(らくがん)を元にして作り出されたそうで、主原料は砂糖(ブドウ糖)とでんぷん、クエン酸等の酸味料。一般に広く知られるようになったのは、駄菓子の一つとして市販されるようになった戦後間もない1940年代終わり頃のこと。”ラムネ”と言う名前の由来は諸説あるようですが、玉詰め瓶に入れられた炭酸飲料として伝えられた”レモネード(lemonade)”が転訛したものとよく言われています。戦後から長年の間、代表的な子供向けお菓子として飴類やガム菓子等と共に親しまれて来ました。2000年代以降は、日常的に携帯できるタブレット菓子がブームとなったこともあって、様々な商品が生み出されました。近年は特に、リフレッシュ用や口臭対策用の他、脳の活性化を目的とした糖類補充や栄養補充を謳ったものと言った大人向けの商品が多く登場しています。その名称や味的に海外で生み出された菓子のように思えますが、代表的な日本オリジナルのお菓子なんですね。