領土全体が四方海に囲まれていて、北東から南西に3,500㎞に渡って細長く連なる島々からなる形。加えて国土の大半が山岳地帯。そんな複雑な地形を有するせいもあって、日本の気候はなかなか多種多様です。
ユーラシア大陸に近接しているためにモンスーン(季節風)の影響が顕著なんです。四季の変化がとてもはっきりしているのはそのせいですね。
・北海道/本州/四国/九州山岳地域: 亜寒帯湿潤夏冷涼気候(Dfb)、亜寒帯湿潤気候(Dfa)
・本州山岳地域: 亜寒帯冬季少雨気候(Dwb)
・本州/四国/九州~沖縄諸島/大東諸島: 温帯多雨夏高温気候(Cfa)
・宮古諸島/八重山諸島/沖大東島: 熱帯雨林気候(Af)
※ケッペンの気候区分より
大まかには、夏は暑くて湿気が多く、冬は寒くて乾燥している温暖湿潤気候。一年を通して比較的温和な気候と言えるでしょう。ただ、降水量は割と多い国です。夏季~秋季は梅雨(一種の雨季)や台風、冬季は降雪といった具合で、年間降水量は約1700㎜にもなります。特に降雪に関しては、世界有数の豪雪地帯だったりします。