こちらも日本の代表的なお酒です。「日本酒」とは全くの別物なんですね。「日本酒」のアルコール度数が15%前後くらいなのに対して、「焼酎」は25~40%と非常に強いんです。原料も米、麦、芋、蕎麦、黒糖等といった具合に様々。えっ!? こんな原料使ってるの?ってなるものもあります・・当然製法も異なりまして、「日本酒」は醸造酒、「焼酎」は蒸留酒って分類になります。
日本国内でも九州地方を中心に製造が広まったお酒でして、歴史的には中世頃(15~16世紀くらい)からと言われています。気候的に「日本酒」の製造に不向きだったからだとか。原料の違いから、その味や香りも様々です。それぞれ原料特有のクセがあるんですね。
2000年以降と結構近年に「焼酎ブーム」が起こったこともあって、その銘柄は爆発的に増えました。「日本酒」同様、「焼酎」専門のバーなんかもあったりします。
そのまま「焼酎」単体で楽しんで頂くのも勿論オススメですが、他の材料(割り材)で割って飲む方法も人気だったりします。後はそのアルコール度数の高さを利用して他の材料を漬け込んで風味付けしたお酒なんかもあります。「日本酒」の楽しみ方との大きな違いの一つですね。
サワー / チューハイ
「焼酎」をソフトドリンクやリキュール類等の割り材で割ったものになります。近年は果物の果汁を割り材としたものが爆発的に人気だったりします。市販されている商品の数もすごいです。
因みにサワーとチューハイの明確な線引きはあまりないようです。作り方的にはカクテルの一種と言えますが、どうやら別物って扱いが一般的のようです。何かこうカッコイイ名称が付いてるのがカクテルって感じなんですかねぇ?
混成酒
日本では「梅酒」なんかが混成酒の代表と言えるでしょうか。「焼酎」に他の材料を漬け込んで熟成させて作るお酒のことです。人気なのはやはり果実酒の類ですね。他にも薬草類、ハーブ類等々。
尚、こちら実は変わり種がありまして、何と「ハブ」を漬け込んだ「ハブ酒」ってものがあります。「ハブ」って言うのは沖縄地方に生息している毒蛇です。・・何かすごいですよね?
海外には、生き物の類を漬け込んだお酒が他にも色々あるみたいですね。サソリとかムカデとか・・やっぱり薬用なんでしょうかね?