2020年も半年近くが過ぎましたが、COVID-19の世界的な流行は未だ続いています。感染患者の方々の治療や治療薬の研究に携わっている医療従事者の皆さんや、感染拡大阻止のために奮闘されている皆さん。また、そんな渦中においても日常生活に必要な物資の製造、流通、販売を維持して下さっている方々には日々感謝するべきでしょう。勿論、通勤や通学をはじめとした、以前までの日常生活における様々な行動を自粛して感染拡大阻止に協力されている世界中の皆さんにも同様に感謝したいと思います。

今回の、COVID-19の大流行によって、おそらく世界各地においてその生活様式が一変したことと思います。手洗いやうがい、マスクの着用や他者との物理的距な離確保、等々・・国や地域、文化圏の違いによってその内容は様々ですが、これまでの日常生活にはなかった習慣やマナーの徹底が必要になりました。新しい生活様式というものを考えなければいけなくなったわけです。それらの中には、むしろ今後の日常生活において定着した方がいいことも含まれていたりするかもしれませんが、やはりその多くは煩わしいことだったり、一時的に必要な対処方法であって欲しいものだったりするでしょう。年中ず~っと「マスク着用」とかってのは、さすがにイヤですよね・・?また、世界的規模での感染症の大流行ということもあって、不安な気持ち、ネガティブな雰囲気が蔓延してしまいました。こういった緊急事態下ではお互いに疑心暗鬼になったり、他者に対してとても攻撃的になってしまいます。世界各地でそういったことが表面化した騒動や事件が起こってしまっているのはとても悲しいことです。決して綺麗事ではなく、今はお互いに思いやり合って、一緒に立ち向かわなければいけないときだと心から思います。COVID-19の流行が世界的に終息して、以前までの日常生活にできるだけ早く確実に戻れることが何よりです。そのためには、今必要とされている新しい生活様式を受け入れて、みんなで頑張るしかないんでしょう。ですから皆さん。あと少し、もう少し一緒に頑張りましょう。

因みに日本の場合、特に風邪やインフルエンザの流行期にあたる冬頃は「手洗い」「うがい」が割と以前から推奨されていたんです。あとは、「マスクの着用」も同時期中に流行する「花粉症」対策として習慣化してました。そのために、冬時期においてはこれらの習慣の徹底それほど苦労なく受け入れられたわけですが・・(ただし、夏時期は未経験です・・)なかなか大変なのが、「他者との物理的な距離確保」です。他記事にてご紹介してますが、日本文化における「挨拶」は握手やハグ等のような接触系のものではなく、「お辞儀」に代表されるような非接触系のものが中心です。そのため、他者とのコミュニケーションに不可欠な「挨拶」に関しては今まで通りの方法で良かったわけです。問題なのは、それ以外のほぼ全て。特に都市部は人口が密集してますから、公共/商業施設や交通機関等において「他者との物理的な距離確保」を徹底するのは非常に困難なんですね。「ソーシャルディスタンス」という言葉が早くも周知されて、それが明示されるようになりました。今や街中の至る所で、列に並んだりする際の、立ち位置線(バミリ)が引かれてます。現在は、不要不急の外出自粛の要請は依然継続されているために、これらの対策で何とか「他者との物理的な距離確保」は実現できていますが、今後はどうなることやら・・

また折を見て、こう言った状況もご紹介していきたいと思っています。とにかく、今はやはり全ての対策が手探り状態なんですね。きっと世界中でそれは同じ状況でしょう。早く元の日常生活が戻ってくることを心から願うばかりです。