幸運を呼び込むアイテム、後は魔除け的な意味合いもありますかね? 「縁起物」はそういう類のものです。日本には「験担ぎ」という文化があるってことは別にご紹介しておりますが、この「縁起物」もその一つと言えるでしょう。字の通り「縁」というものを大切にしてるんですね? 人との出逢いや物事とのめぐり逢わせなんかもやはり「縁」ってものがありますから。おそらく「運命」とかそう言う意味合いとはまた別モノとして捉えているんだと思います。
さてさて、そんな「縁」というものを大切にしている日本人にとって、良い「縁」をもたらしてくれる、或いは増やしてくれるのがこの「縁起物」なんですが。まぁ、何と言いますか・・ いっぱいあります。「ものは言い様、考え様」の言葉どおりって感じでしょうか。「語呂合わせ」的な言葉遊びだったり、何だかこじつけめいたものだったり。あ、別にそれが節操がないとかそういうことではなくってですね? 何でもいい風に考えてしまえば、「縁」ってたくさん生まれるものなのかもしれないなー、なんてことを考えさせられたりするわけでして。勿論、ちゃんとした言い伝えだったり、由来みたいなものがある「縁起物」もいっぱいあるんですよ? 「招き猫」や「七福神」なんかはよく知られていますね。他にも「長寿」って意味合いで、「鶴」や「亀」なんかをモチーフにしたものとか。その辺り、何でそれが「縁起物」なのかってことも合わせてご興味を持って頂いた方が断然面白いと思います。また、やっぱりこういった「縁起物」のお土産って、他人に渡す場合に「思いやり」が込められるところが素敵だと思うんですね? 自分用のお土産にするにしても、未来の自分自身への「思いやり」って感じになるんじゃないかと。
・・ちょっとイイ感じのことを言い過ぎました。それこそ「ものは言い様、考え様」ってやつですよね? でも、結構面白い魅力的なものがたくさんあるのも本当ですので、色々探してみて下さい。
縁起が良いとされる動物
・ウサギ:
ぴょんぴょん跳ねることから”飛躍”、”向上”の象徴。
・フクロウ:
“不苦労”と字をあてることができることから、”幸福”の象徴とされる。
・オシドリ:
“夫婦円満”の象徴。
・スズメ:
“吉鳥”とされる。群れで生活することから”一族繁栄”、”家庭円満”等の象徴。”厄”を啄んでくれるとも。
・千鳥:
波と一緒に描くことで「世間の波を乗り越える」と言う意味が込められる。2羽の千鳥と波の文様は”夫婦円満”、”家庭円満”の象徴としてよく知られる。
・ツバメ:
つがいが協力して子育てをすることから”家庭円満”の象徴とされる。ツバメが巣を作ると、その家には”幸運”がもたらされるなんて言い伝えもある。
・鶴:
“長寿”の象徴としてよく知られる。
・亀:
鶴と同じく”長寿”の象徴として人気。お金”や”富”の象徴としてもよく知られる。子亀が一緒にいるものは子宝に恵まれるとか”子孫繁栄”なんかの象徴としても扱われる。
・ヤモリ:
“家守”と字があてられるように、”家内安全”の象徴とされる。
・蝶々:
サナギを経て成虫へ変わることから”再生”や”不老不死”、”美しさ”の象徴とされる。
・トンボ:
前にしか進まないことから”勝ち虫”とされていた。”武運長久”、”無病息災”等の象徴とされて人気。
・ハマグリ:
対になっている貝殻同士以外はきちんと重ならないことから”夫婦円満”の象徴とされる。
他にも日本では、白い動物の類は神様、あるいは神使とされて、縁起の良いものとされたりします。実際に目にすると、なかなかに神々しく見えたりしますからね?