立憲君主制

    「立憲君主制」に関しては、「君主」という表現について色々と議論がされていたりします。因みにこの「君主」は天皇を指しています。「立憲」は「日本国憲法」に基づいて、という意味ですね。但し、日本国憲法では「象徴天皇制」を採用していますので、あくまでも表現上の問題だったりします。


    「日本国憲法」は、日本の国家形態、並びに各統治権を有する組織や役割等を規定している最高法規です。以下の3つを三大原理として、民主主義国家であることを謳っています。

    自由主義

    国民の基本的権利(基本的人権の尊重を含む)の保持と平等の両立。

    国民主権

    国民が主権を有する。

    平和主義

    戦争の放棄と戦力(軍隊)の不保持。

    議院内閣制

    民主主義に基づいた「議院内閣制」を採用しています。統治機構としては、立法権は「国会」、司法権は「裁判所」、行政権は「内閣」。各権限をそれぞれが独立して有する「三権分立」制を採っています。

    国会

    衆議院/参議院からなる二院制の議会で、国民選挙によって選出された国会議員で組織される機関です。立法、予算や条約の決議、内閣総理大臣の指名、内閣不信任の決議等を行うのが主な役割です。

    裁判所

    司法権を行使する国家機関で、裁判官によって組織されます。

    内閣

    内閣総理大臣を首長として、その他の国務大臣と合わせて構成される機関。行政の運営 / 実施が主な役割です。内閣総理大臣は国会で指名され、国務大臣は内閣総理大臣が任命します。