ここでは「お米」を使った料理の一つ、”炊込みご飯”についてご紹介しましょう。塩、醤油、酒、出汁等を加えて具材と一緒に米を炊き込んで作る料理ですので、和風のピラフ料理をイメージして頂くと良いでしょうかね? 具材の味や風味がご飯にぎゅっと染み込むことで、ある意味それだけでは淡白な味の「お米」が超旨味が凝縮されたものになるわけです。当然、”炊込みご飯”の種類はすごーい数になります。各地域の特産物を具材にしたものの多くは、その地域の郷土料理になってますし。各家庭でも、その家独自のレシピで作ってたりしますから、非常に馴染み深い料理の一つでしょう。一般的によく知られている種類は、具材と調味料がパッキングされた”炊込みご飯の素”として市販されているものもたくさん。ちょっと挙げるだけでも、五目御飯、松茸御飯、栗御飯、たけのこ御飯、山菜御飯、鯛めし、牡蠣めし、とり御飯、きのこ御飯、等々・・

また、”炊込みご飯”とは別の似た料理として”おこわ”と言う料理も有ります。有名なものを挙げるとすれば、”お赤飯”は”おこわ”の代表的な一つですね。こちらは「もち米」を用いて、蒸して作るっていうのが特徴です。バリエーションは”炊込みご飯”とほぼ同じ。めっちゃあります。基本的に昔から「もち米」は普通の「お米」よりも高価でしたから、”おこわ”は”炊込みご飯”の上位互換って感じでしょうかね? “お赤飯”のように慶事やお祭りなんかで食される料理だったんです。そのせいもあってか、こちらは各家庭で作るには難易度的にちょっと高めです。かなり完成されたレシピと経験値が必要な繊細な料理です。ちなみに、”炊込みご飯”とも”おこわ”とも別モノの似た料理として”混ぜご飯”ってのもあります。その名の通り、こちらは炊き上がったご飯に具材を混ぜ込んで作る料理です。所謂”ちらし寿司”はこの”混ぜご飯”の一種ですね。

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さぁ、皆さんも材料を揃えて早速作ってみましょう。今は便利な世の中になりましたよね? Webで検索すれば、レシピが無数に出てきますから。尚、”炊込みご飯”や”おこわ”に関しては、各材料(調味料)の分量に「適量」って書いてあるレシピにはちょっとご用心です。はっきりと分量を明記してあるものを参考にして頂くことをおススメします。水分を含む材料の分量が非常に大切な料理です。米や具材の吸水性、用いる具材の油脂分の割合のほんの少しの違いによって簡単に失敗しますので・・ 市販されているものをレシピ通りに作っても、おそらくは用いる材料の具合のせいか、たまに失敗してしまったりするくらいですから。”炊込みご飯”や”おこわ”を目分量で作れるようなったら、もう”お米の神様”を名乗っちゃってもいいくらいです、きっと。あと、そのレシピ下さい! 超欲しいです。