日本の夏祭りなんかの屋台での定番商品と言えば? おそらく、日本人の大半が思い浮かべるのは、たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、綿菓子・・ そしてやっぱり「かき氷」。まぁ、日本の夏の風物詩の一つだったりするんですが。こちらは日本の所謂”氷菓子”の一種です。削った氷に果物なんかのシロップソースをてろ~んと掛けたやつですね。歴史をたどると、古代ローマとかでも既に食されていたとか。基本的に雪や氷が見られる地域では、相当昔からあったみたいですから。世界各地にも”氷菓子”ってたくさんありますよね? スノーコーン、フラッペ、バオビン、ツォーピン、ハロハロ、フリオフリオ・・ それぞれやはりお国柄と言いますか、その地域毎にシロップや具材、味や盛り付けなんかに特徴があって面白いものです。
じゃあ、この日本の「かき氷」はどうか?と申しますと。当然、お店毎に様々ではあるんですが、かなり高品質なものがあったりします。超人気の専門店なんかもあるんです。シロップや具材が豪華だとか、新鮮だとかだけではなくってですね? “氷”からして違います。そして、削り方も違うんです。ですから、食感が他の”氷菓子”にはないものだったりするんです。(ちなみに価格もなかなかですよ~)季節モノだったりしますから、夏時期に日本にいらっしゃった方は是非一度お試しください。結構感動します。ちなみに、専門店なんかで提供されている豪華なものでなくっても勿論美味しいですよ?
日本ならではの「かき氷」
・宇治金時(うじきんとき)
抹茶を加えたシロップをかけて、小豆あんをのせたもの。日本の銘茶の産地の一つである宇治の名を冠していますが、必ずしも宇治の抹茶が使われているわけではありません。尚、”金時”は小倉あんの別称です。
・甘露(カンロ)
砂糖水を煮詰めて作ったシロップをかけたもの。”みぞれ”とか”せんじ”なんて呼び方もあります。
・梅酒
梅酒の原液をかけたものです。勿論、アルコールが含まれてます。
・ぜんざい
沖縄の「かき氷」と言えばこちら。黒糖で煮詰めた金時豆がかかってます。
・白雪(しらゆき)
シロップや具材などを何もかけないプレーンの「かき氷」。名前の美しさ!! 素材そのものを楽しめる逸品だとか・・