ご飯を握り固めたら、それは”おにぎり”です・・ 身も蓋もない説明をするとそんな感じだったりするんですが。形状としては、三角形状、俵型、球状の三形態が主だったものですよね? どれも”おにぎり”です。”おむすび”って呼び方もありますが、意味は同様でして。日本語では”握る”ことを”結ぶ”って言い方もするんです。

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握り固めることによって、携行性に優れており、また食べる際もお箸なんかがいらないってことで、どうやら自然発生的に生まれた料理?のようです。稲作が始まり、”お米”が食べられるようになった頃には、もう既に作られていたとも。(約2000年くらい前の遺跡から、炭化した”おにぎり”らしきものが出土してます・・)当然、ご飯だけだと味気ないので、じゃあ具材も持って行こう・・なんてことを誰かが言い出したんでしょう。で・・
「あ、中に入れちゃったらいいんじゃね?」
「おい、海苔を巻いたら、ご飯が手にくっつかないし、うまいぞ?」
「それな?」
「アレ、まじヤバくね?」
まぁ、おそらくは、こんなユル~い感じで発展していったんでしょう・・ たぶん合ってます。ですから、まぁ、具材は基本的に食べられるものなら、もう何でも可です。汁っ気が極端に多いものはダメですが、そういう場合は煮詰めれば大丈夫。超・万能料理と呼んでも過言ではないかもしれませんね。

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現在では、コンビニエンスストアやスーパーなんかでよく見られますよね? 日本のファストフードの元祖と言ってもいいかもです。海外でも、かなり好評だとか。海外独自に色々その発展形のようなものも多く見られるようになっているそうですね。機会が有れば、是非とも試してみたいものです。日本の昔話や各書籍等には、非常によく登場したりします。ストーリーのキーアイテムとして用いられることも非常に多かったりしますし。やはり”お米”は、この国においては富や褒賞、ひいては”幸福”そのものだったからなのでしょう。あの一粒一粒がとても貴重だったんです。皆さんも、”お米”を食べる際には思い返して下さいね?