今日の日本人のほとんどの方達が、日本発祥の料理だとは思っていない料理でしょう。見た目的に、和食の要素がほぼ0ですからねぇ。こちら、日本有数の某食品メーカーさんの開発したオリジナルメニューだそうです。”ホワイトシチュー”って呼ばれることも多いでしょうかね。ホワイトソースや生クリームをベースにして、野菜類、肉類(魚介類もOK)を煮込んで作ります。フランスの家庭料理として知られる”ブランケット”にとても近いスープ料理ですね。
元々は、ご飯のおかずとして食べることを想定して開発されたようですが・・ うーん、これはきっとパン類の方が合うかなーって気がします。そう感じてしまうくらいに、本当に”洋食感”がとっても強い料理です。開発した方達の、洋食文化への強いリスペクトが感じられます。この”クリームシチュー”や”カレーライス”等、日本で開発/発展を遂げた洋食メニューのように、所謂”ルゥ”を後入れすることによって作る煮込み料理って珍しいそうですね?
“ルゥ”のような、スープベースそのものを予め作って固形にするって発想はかなり先進的だったんだとか。まぁ、現在ではあまりに各家庭の食生活に根付いてしまっているんです。それ故に、そのスゴさを日本人自体が知らないって具合です。ちなみに、用いる野菜類を日本で昔から食されている”和”の食材にすると、いかにも”和食”然とした料理になるんです。是非ともお勧めしたい料理です。