“ドリア”ってネーミングを聞く限り、とても日本発祥の料理とは思えないんですが。元々、海外の料理に”ドリア”って名称の料理はなかったようですね。ご飯(あるいはピラフ)にベシャメルソース(クリームソース)をかけて、チーズ等をトッピングしてオーブンで焼いた料理です。マカロニの代わりにご飯を使ったグラタンって感じでしょうか。どうやら、日本人が開発したわけではないようです。昭和初期(1930年代)頃、シェフとして日本にいらっしゃった海外の方によって生み出されたんだそうです。以来、そのホテルのレストランの定番メニューとなったのが始まりなのだそうですね。尚、”ドリア”という名称は、16世紀頃のイタリア人の海軍提督”アンドレア・ドーリア”って方の名前に由来しているんだとか。

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ベシャメルソースの他、ミートソースをトッピングしたものや、カレーソースを用いたものなど、現在では色んなバリエーションがあります。トッピングソースを他のシチュー料理類で代用できる上に、ハンバーグ等の焼料理なんかをトッピングしたりすることもできることから、定番メニューとして広く定着したわけです。