皆さんはロードムービーってお好きでしょうか? 名作がたくさんありますよね? 目的の有無や内容やらはともかく、自動車やバイク、定期バスなんかに乗って旅をする・・みたいな。その道中で立ち寄る色んな見知らぬ土地なんかで、心ときめくようなモノを見つけたり、美味しいものを食べたり、何かしらの素敵な出会いなんかがあったり。普段とは異なる時間の過ごし方をするせいか、物事の見方や考え方がちょっと変わったりする(←勿論イイ意味で)きっかけになったりすれば、とても素敵ですよね? 海外を旅する際、公共の交通機関を有効的に利用するのも一つの楽しみ方です。しかしながらその一方で、自分の思いつくままに好きな場所へ移動する、みたいな異国での旅の仕方もやっぱり魅力的に思えてしまいます。そんな旅をするとなれば、やはり交通手段としては自動車やバイクとかが最適ですよね? 私達日本人が、海外の国を訪れてそういう旅をしようってなると、なかなかハードルが高かったりするんですが・・ 日本の場合、他の国と比べてそういう旅をするにはかなり安全だと言えます。まぁ、自動車やバイクなんかをレンタルする方法や、おそらく皆さんそれぞれのお国の交通法規との違いやらについては事前にお調べ頂かないと、ですが。旅のスタイルの一つとして、是非ご検討頂ければと思います。
さてさて。じゃあ、自動車やバイクなんかに乗って日本を旅しよう~ってことになった場合、きっとご利用の機会が多いであろう便利施設が今回の話題、「道の駅」です。とても素敵なネーミングセンスだと思いませんか? 私、個人的にとっても好きです。「道の駅」は、一般道路に整備されているドライバー向けの休憩所のようなものです。駐車場は勿論、おトイレ、売店、飲食店なんかが備えられています。こちら、24時間利用可能です(ただし、地域や時期によって例外アリ)。各地方自治体と道路管理者によって設置/運営されてまして、国土交通省により登録されている道路施設にあたります。日本の高速道路には、ドライバー向けの休憩所としてサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)が要所要所に設置されていましたが、一般道路には民間経営のドライブインとか売店しかなかったんですね。だいたい1980年代くらいまではそんな感じでした。高度経済成長期を経て、国内の物流量なんかも急激に増大し続けていた頃です。また、一般の人々の自動車の利用機会も非常に多くなってました。そんなわけで、24時間自由に利用できるドライバー向けの休憩所を一般道路にも設置しなきゃ、ってことになったんですね。併せて、その設置地域毎の特産品や観光施設や文化紹介なんかも兼ねた施設にすることで、地域活性に役立てようと言うことになったわけです。実は、そう言う性質を備えた施設は、地域によっては既存のものがいくつかあったりしました。それらの施設を元にしまして。1990年代から、この「道の駅」が全国の幹線道路(国道や主要な地方道)沿いから設置されていきました。どうやら、様々な需要に非常にマッチした施設だったんですね。すごい勢いで増えていきました。現在では1,187か所もあるんです(2021年3月時点)。勿論、47都道府県全てにあります。併設されている飲食店がとっても充実しているところも有れば、広大なお土産物店があるところ。トイレがとても綺麗?とか、展望台があるとか。温泉施設が併設されているところなんかもありますね。設置されている各地域毎に、やはりそれぞれに特徴が色々あって非常に面白いんですよ?
「道の駅」の素敵なところは、休憩やお買物、食事なんかができるってこともそうですが、地域毎の文化や産業、特産品等の情報収集ができることです。一般道路沿いに設置されていることもあって、その地域の方達の交流の場にもなってたりしますから。当然、他の様々な地域からやって来ている人達もいらっしゃいますから、見つける毎に立ち寄って頂いてもきっと有意義だと思います。何ならちょっとした観光地化しているところなんかもありますし。自動車やバイクでの移動をご検討の際は、是非ともご利用くださいませ。