全国に広くチェーン展開されている飲食店や、都心部、観光地周辺の飲食店等の場合、海外からのお客様向けにサービス説明等の言語対応がされていることが多かったりします。しかしながら、特定の地方で小規模展開している飲食店、あるいは個人経営の飲食店については、海外からのお客様向けのご案内が完備されていないことも少なくありません。そう言った飲食店にも名店が数多くあるわけでして、私共としては是非とも皆さんにご利用頂きたいんですね? そんなわけでこの記事では、海外からいらっしゃった方々が日本で飲食店をご利用頂く際にご留意頂きたい基本的な決まり事をいくつかご紹介させて頂きたいと思います。
食券販売機
従業員数が少ない店舗では、オーダーの効率を良くするために食券販売機を導入していることが多かったりします。ラーメン店や丼モノの店舗、後はフードコートなんかでよく見られますかね。最近でこそ、よく知られるようになりましたが、海外からいらっしゃった方々が驚かれることが結構多かったんです。大抵は店舗内の入り口付近に設置されておりますので(店舗の外にある場合もしばしば)、注意してみて下さいませ。
暖簾(のれん)
定食屋さんや居酒屋さん、鮨店、ラーメン店なんかには入り口に店名の書かれた”暖簾(のれん)”がよく掛かっています。”のれん”はそのお店の”顔”とも言える大切なものです。チェーン展開されている飲食店、個人経営の飲食店を問わず、それは同じです。さてさて。この”のれん”には、そのお店が開店中かどうかをお客に知らせる役割があります。”のれん”とは別に看板表示があったりしても、この”のれん”がお店の入り口から外されている場合は、基本的に休業中(休憩中の場合も)と言う意味です。居酒屋さんやラーメン店で見られることが多い、軒先につるされた”提灯”の灯りなんかも同じ役割があります。灯りが点いていれば、開店中ってことです。
支払い方法について
最近は世界的にもキャッシュレス化が推進されていますよね? 不慣れな通貨を使用することで生じ得るトラブルが軽減されて、確かにとても便利で安心です。日本の飲食店では「現金支払いのみ対応」「現金orカード支払いのみ対応」の店舗が今でも多かったりします。まぁ、日本の通貨を直接取り扱って頂く貴重な機会だったりするので、「現金支払い」もお勧めしたいと思うのですが。実際のところ、お客さんとの直のふれあいを大切にする経営方針として、支払い方法を現金払いのみに限定している店主さんなんかもいるんです。入店前には必ず、その店舗で利用可能な支払方法を確認して頂くようにお願いします。
一見さん(いちげんさん)お断り
あまり多くはありませんが、”一見さん(いちげんさん)お断り”と言う方針で経営されている飲食店があったりします。”一見さん(いちげんさん)”とは、初めて来店するお客のことです。常連のお客、あるいはそのお客の同伴や紹介等があるお客のみ入店可能ってことなんです。基本的な理由は、信用がおけるお客のみ受け入れることで、お店の雰囲気やサービスの質を守るためのようです。これも重要な”おもてなし”の一つの形なんですね?
お通し
“お通し”は、主に居酒屋さん等で、お客が注文しなくても提供される小皿料理のこと。詳しくはサイト内の記事「お通し」をご覧下さいませ。
トッピングサービスの利用について
調味料類とは別に、料理に一味加えたりするためのトッピング食材や、箸休めとしてお漬物等のおつまみ料理が無料で提供されているお店が多くあったりします。料理をより美味しく楽しめる要素だったりします。それらがそのお店の名物になっていることもしばしば。やっぱり、そう言うサービスって嬉しいですよね? 折角ですから、大いにお楽しみ頂きたいのですが、あくまでもそれらの無料提供サービスはそのお店のご厚意であることもご留意頂きたいと思います。必要以上に取り過ぎてしまう等、非常識なご利用は絶対にお止め下さい。ビュッフェ方式のお店でも同じく、マナーを守ってお楽しみ頂ければ。
店内での写真/動画撮影について
最近は、いつでもどんな場所でもスマホで写真や動画を撮影するのが日常的になってますよね? やはりSNSに投稿したりする目的で、ってことが多いでしょうかね。興味深いお店なんかを訪れた際の楽しみになっている人も多いはずです。日常的なことになっているからこそ、お店やお店にいる他のお客様にご迷惑をお掛けする行為は絶対にお止め下さい。具体的に何がダメってことを例示すると、キリがなかったりしますので割愛させて頂きますが・・ お店の従業員の方達や、他のお客様が不快に思われることはなさらないようにくれぐれもお願いします。