温泉について
日本は世界でも有数の温泉大国です。老若男女問わず、日本人にとっても「温泉」は人気の観光スポットです。それだけに、海外からいらっしゃった皆さんにも是非その魅力を知って頂きたいな~と思うわけでして。
そんなわけで、こちらでは日本の「温泉」の楽しみ方についてご紹介しております。
日本は列島全体が火山と言ってしまっても過言ではありません。何せ国土全体が環太平洋造山帯に乗っかっていますから。そんなわけで、日本には「温泉」が本当にたくさんあります。宿泊施設なんかを備えた温泉地は3000か所、源泉地に至っては27000か所。日本全国にバラっと分布しています。とは言え、実のところ、日頃からお風呂に「浸かる」という文化はそれほど大昔からあったわけではないようです。公衆浴場ができたのも大体200年前くらい、江戸時代のことですし、入浴が日常化したのも割と近代に入ってからです。各家庭にお風呂が備えられるのが一般化したのもここ半世紀くらいです。今の温泉の多くは「湯治場」と言って、つまりは療養(保養)地だったんですね。戦国時代の○○家が使っていた秘湯だった、とかそんな感じです。今のように一般に観光地として開放されたのはやはり近代になってからのことだったりします。
そんなこんなで現在。まぁ、日頃から湯船に「浸かる」のが好きな日本人にとっては、「温泉」はやはり人気スポットです。そのため数も多いですし、その分お客さんを満足させるための工夫も多種多様。「どこがいい」「お勧めはここ」なんて言うのはちょっと難しい感じです。やはり・・実際に訪れて頂くのが一番です。ですので、以下では大体どこの温泉地でも楽しんで頂けるものについてお話しておきましょう。
・温泉まんじゅう
「まんじゅう」は日本の伝統的なお菓子です。そんな「まんじゅう」を温泉の蒸気で蒸したもの、それがこの「温泉まんじゅう」です。温泉地に到着したら、まずはコレ食べなければ始まりません。お土産にも「もってこい」ですし。尚、生地に温泉水を使用、或いは温泉の蒸気で蒸しているのが本来だそうです。が、あくまでも温泉地で売られていれば「温泉まんじゅう」だったりします。それでも、温泉地で「蒸し立て」のものを食べるのが醍醐味ですので、是非是非。
・温泉たまご
「ゆでたまご」です。こちらも温泉で茹で上げられている、或いは温泉の蒸気で蒸し上げられているものですね。温泉地の泉質によって微妙に風味が違っていて面白いです。まさに「温泉」に来た感がある一品ですよ?
・温泉の素
各温泉地で結構特徴があるのがこちら。液体ボトル入りのもの、粉末状のもの、あとは「湯の花」って形で売られています。因みに「湯の花」とは、温泉に含まれるミネラル分が析出、沈殿したものです。他所でも温泉気分を満喫したい方にお勧め…でしょうかね。意外と市販の「温泉の素」も本当によくできていたりしますので、一度お試しを。
タトゥー
さて・・ 日本の「温泉」についてお話しするにあたって触れておかなければならないのが、「タトゥー」についてです。
現状、日本の温泉では「タトゥー」を入れている方の入浴をお断りしているところが多くあります。ざっくり言うと5割以上くらいって感じでしょうか。「温泉」の他にも「プール」や「健康ランド」等の娯楽目的の施設等も同様です。日本では「タトゥー」を一般的なファッションといった感じには受け入れられていなかったりします。反社会的とか、不良っぽいイメージがあるんですね。この辺りについては髪の色や服装なんかに対しても同様だったりします。奇抜なもの、派手目のものに対して抵抗があるわけです。しかしながら、最近は海外の方の利用も増えてきたこともあって少しずつではありますが緩和されつつあります。「条件付きで許可」、つまりは「ラッシュガード」「シール」等の使用があれば利用可能という感じですね。それでもやはり多くはないです。ですので・・「タトゥー」を入れている方は、必ず事前にその温泉施設が入浴可か否かを調べておくことをお勧めします。専用のWebサイトもありますので是非ご利用下さい。