前回「食い合わせ」の記事でご紹介した日本の”食い合わせ”とは別の、ちょっと面白い”食い合わせ”についてお話ししましょう。”食い合わせ遊び”、或いは”食い合わせ実験”とでも言えばいいでしょうか? ある食材とある食材を共に食べると、全く別の食材の味が楽しめる― って言う、噂のような都市伝説のような、そんな食文化があるんです。それぞれ誰が言い出したor発見したのか?と言った辺りがいずれも曖昧だったりするんですが、まぁ、未だに親しまれている食文化らしきものでして。実際に試してみると、う~ん…?って感想を持ってしまうんですけどね? とは言え、よく見つけ出したもんだなぁ、と素直に思えなくもなかったりするような、そうでもないような・・ そんなちょっとした娯楽的な要素が多い日本の食文化の一つと言えるかもしれません。ちなみに日本にも”食べ物で遊んではいけない”って言う考え方が昔からちゃんとあったんです。”食べ物を粗末に扱うと罰が当たる”なんてことも一般的によく言われる教えの一つです。そう言う意味では、この”食い合わせ遊び”はあまり好ましくない面もあると言えなくもないのですが。しかしながら、日本人の感性故に生み出されたのかもしれない面白い食文化じゃないかと思いますので、ご興味を持たれた方はお試しになってはいかがでしょうか? 勿論、絶対に食べ物を粗末にすることはなきよう、完食する覚悟を持って臨んで下さいね~? 以下に、代表的な”食い合わせ遊び”をいくつか挙げておきましょう。
※”★1~5″の数は、筆者個人の納得度?のようなものです。ご参考になれば・・
・プリン + 醤油 = ウニ(★4)
おそらく最も知られている”食い合わせ遊び”の組み合わせの一つ。昆布等の出汁入りの醤油を用いると、一層”っぽく”なります。
・キュウリ + ハチミツ = メロン(★3)
こちらも、おそらく最も知られている”食い合わせ遊び”の組み合わせの一つ。クセの少ないハチミツを用いた方が良いでしょう。
・アボカド + 醤油 = マグロのトロ(★5)
アボカドが日本でも一般的に知られるようになった頃(1970年代後半~)に、アボカドの美味しい食べ方の一つとして紹介されたものです。確かにこの組み合わせの味と食感をマグロのトロと表現したのは、ちょっとお見事かも。まぁ、完全に醤油味のアボカドなんですが、美味しい組み合わせであることに間違いはないです。
・牛乳 + 砂糖 + 麦茶 = コーヒー牛乳(★2)
うーん…?って感じです。でも知らずに飲んだら、コーヒー牛乳って答えてしまうかも。
・納豆 + ツナ + ネギ = ネギトロ(★4)
ぶっちゃけネギトロではないです。でも、納豆が苦手でなければ普通に美味しいです。軍艦巻きや手巻き寿司にしたら一層良いかも。
・たくあん + 牛乳 = コーンスープ(★1)
オススメしません。たくあん臭~い牛乳です。温めると部屋がなかなかの大惨事です。
・紅茶 + レモン + 生クリーム = 甘酒(★1)
甘酒ではありません。紅茶にもレモンにも 生クリームにも失礼です。とかく混ぜるのが大変です。
・麦茶 + オレンジジュース = リンゴジュース(★2)
美味しくはないですが、なるほどリンゴジュースっぽくはあるんですね。麦茶の香ばしさと柑橘類の香りがお互いのクセを低下させるんでしょうか? でも、香りは間違いなく麦茶とオレンジです。これ、フレーバーティーの一種ですね。
・豆腐 + 味噌 = チーズ(★4)
チーズって非常に多種類ですよね? こう言うチーズは確かに存在すると思います。豆腐と味噌をよく混ぜ合わせてから再度冷やし固めるなり、焼き固めるなりするとより”っぽい”です。
・塩辛 + ヨーグルト = キャビア(★2)
キャビアじゃないです。でも、こう言う食べ物、どこかに存在すると思います。そして、おそらくこの組み合わせの味が好きな方は確実にいらっしゃるはず。
