国内外問わず日本の「焼物(陶磁器)」は人気です。地域毎に「○○焼」といったものがあって、お土産にもぴったりだったりするんですね。日本の「和食」や「お茶」の文化のイメージアイテムとして興味を持たれることが多いとか。実用品としては勿論、観賞品としても人気のようです。
一口に日本の「焼物(陶磁器)」を説明するのはとても難しいのですが、ちょっと頑張ってみますと・・ 「風合い」と言うのが日本っぽい言葉ではないかと思います。色合いや形、手触り等を全て引っ含めた雰囲気とかって意味合いなんですが。そう言った「風合い」が地域毎にまた様々なんです。材料である土(「陶土」と言います)の成分や配合、焼き方、釉薬なんかの微妙な違いによってそれぞれ全く異なる特徴を有しているんです。正に先人達の知恵と経験、工夫の賜物と言えるでしょう。そしてそれらを受け継いで、時代に合わせた品が作られているのもスゴいところです。食器類等に限らず、置物なんかも勿論あります。
「信楽焼」のタヌキや「今戸焼」「常滑焼」の招き猫なんかはきっと目にされたことがあるんじゃないでしょうか。
最近はwebなんかでも購入できます。手荷物になるとかなりキツい代物だったんですがねぇ・・ その辺り、現地で実際に手に取って吟味してから購入できたりするのはいいですよね? 大体どの地域にも名産品となっている「焼物(陶磁器)」があります。日本の「文化財」や「伝統工芸品」に指定されているものも結構多いんです。後は、実際に土を捏ねて窯で焼いてもらったりすることができるところもあったり。ちょっと注目してみて下さいね。
日本の代表的な陶磁器
北海道/東北地方
堤焼(宮城県)、楢岡焼(秋田県)、平清水焼(山形県)、会津本郷焼(福島県)、大堀相馬焼(福島県)
関東地方
笠間焼(茨城県)、益子焼(栃木県)、小砂焼(栃木県)
北陸/甲信越地方
無名異焼(新潟県)、珠洲焼(石川県)、大樋焼(石川県)、九谷焼(石川県)、越前焼(福井県)
東海地方
美濃焼(岐阜県)、志戸呂焼(静岡県)、瀬戸焼(愛知県)、常滑焼(愛知県)
近畿地方
萬古焼(三重県)、伊賀焼(三重県)、信楽焼(滋賀県)、清水焼(京都府)、楽焼(京都府)、丹波立杭焼(兵庫県)、出石焼(兵庫県)、赤膚焼(奈良県)
中国地方
温泉津焼(島根県)、石見焼(島根県)、備前焼(岡山県)、萩焼(山口県)
四国地方
大谷焼(徳島県)、砥部焼(香川県)
九州地方
上野焼(福岡県)、小石原焼(福岡県)、高取焼(福岡県)、唐津焼(佐賀県)、有田焼(佐賀県)、伊万里焼(佐賀県)、波佐見焼(長崎県)、平戸焼(長崎県)、小代焼(熊本県)、小鹿田焼(大分県)、薩摩焼(鹿児島県)
沖縄地方
壺屋焼(沖縄県)