日本のお菓子って結構海外の方に人気なんですね? 和風のものばかりでなく、洋風、或いは和洋折衷といった類のものまで、日本の食文化の性質を表すかのように実に様々なものがあったりするんですが。
今回お勧めしている”ご当地お菓子”というのは、一般的なスーパーやコンビニエンスストア等で全国的に市販されているお菓子とは区別しております。勿論そちらのお菓子もやはり美味しいんです。でも、そこはそれ、折角ですから訪れた地域ならではの、もしくは基本的にはそこでしか入手できないお菓子をお勧めしたいわけでして・・ “ご当地お菓子”として出されているからには、原材料や造形なんかはその地域に由来したものだったりするんですね? 製造しているメーカーさんがその地域を拠点にしているとか、創業したのがその地域だとか。そういった地域毎の特徴や違いだったり、色んな工夫ってものに注目して頂ければと思うわけです。とは言いつつも・・ 今はWeb上から購入なんてこともできたりするんです。何とも便利な世の中です。でも、そこは敢えて現地でこそお試し頂きたいな、と。やっぱりその方が情緒とか旅愁とかがですね・・?(以下略)
銘菓とは
全国各地にはたくさんの”ご当地お菓子”があります。それらの中には”銘菓”として知られる、有名なものも数多くあります。さて、この”銘菓”と言う言葉ですが。大抵の場合、”Renowned confection”とか”Famous confection”って英訳されることが多いでしょうかね? 後は”Well-known sweets”とか? まぁ、おそらく意味合い的にはその通りではあるんです。非常によく知られた有名なお菓子であって、当然とても美味しくって親しまれているんですね? しかしながら、”銘菓”って言葉に含まれる意味合いをもう少し正確にご説明するならば、おそらくそれだけではないんです。やはり、その”銘菓”が生み出されるまでの経緯だったり、その材料や製法と言ったものへの敬意や称賛等が必ず含まれているんです。何かしらのエピソードに因んでとか、何かしらの風景や出来事等を準えたり、モチーフにしているとか。そう言った”背景”も大切な要素なんです。別に、日本の”銘菓”に限ったことではないですよね? では、どうしてわざわざこんなお話しをさせて頂いたかと言いますと。日本のよく知られている”銘菓”って、それが生み出されるまでの経緯やらがとても面白いものが多いんですね? また、非常に抽象的なこと、心情だったり情感だったりと、そう言ったものを”お菓子”として具象化することや、そのネーミングセンスなんかがとても素敵なものがたくさんあるんです。それらを是非とも知って頂きたいんです。で、それらを皆さんに楽しんで頂きたいんですね? 日本の”銘菓”をお試し頂く際には、その辺りのことにも是非とも注目して頂ければです。