近年、海外における日本のコミックやアニメの人気は増々高まっています。リアルタイムで掲載や放映が継続中のものは勿論、過去に出版、放映されていたものなんかも注目を集めることも珍しくありません。日本のコミックやアニメの魅力はそのストーリーばかりではなく、やはりキャラクター造形にもあるようですね? 一般的に好まれる、或いは馴染みを持たれやすい大まかな”絵柄”や”画風”と言うものは、お国柄や文化背景等によって異なるものです。日本のコミックやアニメのそれらは、海外の方から見るとやはりとても”日本っぽい”んだとか。表現の記号化、と言いますか、デフォルメのやり方が独特なんだそうです。日本はキャラクター造形の方面では、どうやら昔から”デフォルメする”と言うことに非常に長けていたようでして。さてさて、皆さんは”ゆるキャラ”と言う日本語はご存じでしょうか? 正に日本ならではの”デフォルメする”と言う文化が存分に表れたキャラクター群全般のことを指す単語です。漫画家/エッセイストとして知られるみうらじゅん氏によって考案された造語で、現在では一般的にも良くよく知られている単語です。もう少し詳しく説明いたしますと・・ “ゆるキャラ”は”ゆるいマスコットキャラクター”の略語です。

※ちなみに、元々の”ゆるキャラ”の定義としては以下の3項目の条件を満たしているものなんだとか~
① 郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること
② 立ち振る舞いが不安定かつユニークであること
③ 愛すべき、ゆるさ、を持ち合わせていること

上記の3項目の条件にも表れているように、”ゆるキャラ”は地方おこし等のための地域やその特産品/名産品のPRだったり、企業や団体等による組織や商品/活動を宣伝すると言った目的で作られたマスコットキャラクターを指していました。なかなかマジメな目的で作られるキャラクターであるにも関わらず、その多くは、比較的シンプルな、見方によってはあまり洗練されていないような雑な造形であることが多いのが特徴だったんです。現在では、その解釈も色々と拡がって、コミックやアニメ等に登場するキャラクターにおいても、そう言った”ゆるさ”を敢えて狙って作られたキャラクターも引っ含めたものになっています。今回は、コミックやアニメ等に登場する”ゆるキャラ”群については別モノと言うことにさせて頂きますが。これらの”ゆるキャラ”と呼ばれるマスコットキャラクター類。プロのデザイナーさんが正式に作ったものもあれば、官公庁等の一般職員さんが作ったもの、一般の方が作ったものがふとした機会がきっかけでご当地キャラクターとして定着したものと言った具合に様々な経緯で生み出されました。特に2000年代始めくらいに、全国的なブームが起こったんです。そのブームを引き継ぐようにして、”ゆるキャラ”と言う類の一つのキャラクター分野とも言えるものが出来上がっちゃいました。そして、現在、それらはびっくりするくらい存在しておりまして・・ 地域毎、その地域の特産品や名産品毎にあったりするので、すごい数になるんです。で、人気の高いキャラクターですと、そのグッズ商品なんかも作られていたりするんですね。これらが割とバラエティーに富んでいて、なかなか魅力的なものが多かったりして、まぁ、お土産には結構オススメなんです。キャラクター名のネーミングセンスなんかもクセがあって面白いんですよ? 訪れた地域で、どんなご当地ゆるキャラがあるかをお調べ頂くと、みなさんの旅の楽しみが増えると思います。