新型コロナウイルスの世界的な大流行からいくらか年月が過ぎました。コロナ禍以前の世の中に戻りつつあるのは本当に何よりです。とは言え、現在も新型コロナウイルスの変異種の流行は世界各地で続いています。大半の発症者の症状は、世界的な大流行で大騒ぎだった当時ほど重度なものではなくなっているようですが、その感染力自体はやはり低いものではないみたいですね。実のところ、日本でもこの数か月のうちに、また感染者の数が大幅に増加していたりします。発症者の症状の重度も人によってかなり異なるようです。またそれに加えて、手足口病と言った他の季節性の伝染病の流行も結構目立っています。ノロウイルス等による食中毒なんかも多発する時期ですね。特にこの時期は、高温多湿な気候のせいで体力や免疫力が低下しがちなために非常に注意が必要です。食事・睡眠・運動等、健全な生活習慣を通して、日頃から体力や免疫力を高めるよう心掛けるのは勿論のこと、やはり衛生面での意識を高めることも重要でしょう。そんなわけで、今回は「手洗い/うがい」について取り上げたいと思います。

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以前の新型コロナウイルスの大流行時期に、日本の「手洗い/うがい」の習慣が注目を集めました。決して日本独自の習慣と言うわけではなかったんですが、その日頃からの実践度合いが世界的に見てもなかなか高かったんですね? 幼稚園や保育園、小学校等において、「手洗い/うがい」をかなり積極的に推奨していたりしたんです。さかのぼると、所謂「スペイン風邪」の大流行時期から続いているようです。そのおかげで、コロナ禍においてもあまり「手洗い/うがい」の徹底に関してそれほど抵抗がなかったようです。この「手洗い/うがい」の習慣は、上述した伝染病や食中毒等の予防には、やはりかなり有効なんだそうです。消毒薬等による殺菌も有効ではありますが、過剰にしすぎると色々と弊害もあるようですし、ちょっと抵抗感を感じる方も多いようですから、「手洗い/うがい」くらいが容易でちょうど良いのかもしれません。この機会にちょっと意識して「手洗い/うがい」を習慣化して頂くのも良いんじゃないかと思います。「手洗い/うがい」や消毒薬等による殺菌、マスクの着用と言ったものは、自分自身が罹患しないための対策に限ったものではありません。自身の周囲の人達にとっても有効な予防策になるわけですから、みんなで一緒に意識するようにしましょう。

なお、日本国内における伝染病や感染症の発生状況などについての情報は厚生労働省のHPで提供されておりますので、ぜひご確認ください。