コンビニやスーパーのレジ前や飲食店の入店待ち、アミューズメント施設や観光地、駅、バス乗り場等の乗降待ち等々・・ありとあらゆる場面で見られるのが、綺麗に列を作って並んでいる日本人の風景です。海外からいらっしゃった方達曰く、こういったことが特に係員の指示がなくとも状況次第で臨機応変にルールが出来上がって、皆がそれを守っているのが興味深いのだとか。
日本人にとって「順番順守」は常識的な考え方の一つと言えるかもしれません。争い事や諍い事は誰しも当然避けたいものです。とりわけ日本人の気質として、個人的な都合を主張してまでそんなものに巻き込まれたくない、というのがあったりします。正直なところ・・「何とか早く済ませたい、手に入れたい」って気持ちはやはりちゃんとあるんですよ?でもその場毎に出来上がっているルールによって、それなりに安閑としている空気は壊しちゃダメだよねぇ?っていう暗黙の了解のようなものがあるわけです。お互いに「配慮」し合いましょうね?みたいな。
他人への配慮とか気遣いといったことを大切にする、というのは日本人の気質なんです。ただまぁ、場合によっては「事なかれ主義」だとか「交渉下手」、「同調圧力」なんて批判を受ける要因になるのが、こういった気質とも言えるかもしれませんが・・まぁ、どんなことでもいい面があれば、悪い面もありますしね。