おそらくはこちらでご紹介している国内の主要都市の中で最も古い記録が残されているのが、この地域。
九州北部に位置する大都市「福岡」です。
日本神話や「日本書紀」等の舞台として登場するような、とても古い歴史を有する地域です。
中国大陸や朝鮮半島に近接していることもあって、長らく海外からの異文化との交流がありました。
まぁ、その交流もやはり必ずしも平和的な文化交流ばかりではなく、激しい戦や争いといったものも非常に多かったわけですが・・
しかしながら、海外との、中でも特に西欧諸国との交易の場として栄えた「長崎」に先んじて、かなり盛んに中国大陸や朝鮮半島から訪れる人々と交易を行っていたのは事実でして。
11世紀末頃には「大唐街」と呼ばれた唐人街(現在で言う「外人街」)が作られ、海外からの商人が多く訪れていたんだとか。
そんな経緯もあって、特に近代までは「大阪(特に「堺」)」と並んで「商業の街」として発展していきました。
その後は周辺都市の近代化促進のための拠点都市としての役割も果たし、現在は九州で最も大きな都市となったんですね。
かつての海外からの商人が行き交っていた「大唐街」のような異国情緒溢れるような地域といった風景ではありませんが、一部の寺社仏閣の建造物やこの地域の伝統工芸品、食文化なんかにはそれらが伝え残されていたりします。
また、「福岡空港」や「博多駅」といった主要な交通要所を有していることから、九州北部各地への観光する場合にはその玄関口として外せない場所でしょう。
勿論、市街地の交通の便も鉄道/バス等がちゃんと整ってますから、安心して散策して頂けます。
それに、美味しい食べ物も多いですし。
以下では、「福岡」の主な観光エリアをご案内したいと思います。
また併せて「福岡」以外のお勧め観光エリアを含めた「旅のしおり」も追加していきますのでお楽しみに。
この地域、歴史的にはかなり古い都市なのですが、とっても現代的な風景の街並みです。
九州最大の経済都市なだけに、飲食店やショッピングモール等の商業施設も充実してます。
そんな「福岡」の交通の起点は、やはり新幹線の停車駅でもある「博多駅」でしょう。
「福岡空港」とは地下鉄線で15分位。
他主要都市等からのアクセスも便利です。「福岡」の中心市街地は「博多駅」の西側にあたります。
主な観光スポットもこちらに集中している感じですね。
市街地の移動手段としては電車やバス、タクシー等をご利用頂くことになります。
九州は日本神話の舞台としても登場する地域だけに非常に古い神社、有名な神社なんかが多いんですが、「博多駅」の周辺にもそんな神社があるんです。
しかも徒歩圏内。
「福岡」を代表するお祭り「博多祇園山笠」で有名な「櫛田神社」。
国内に2千以上もある同名神社の始祖にあたるという「住吉神社」。
いずれも「博多駅」から徒歩で行ける位置にあります。
市街地の北側は海に面した港湾エリア。
「福岡」のランドマークの一つとも言える「博多ポートタワー」等があるのはこちらです。
グルメガイドで必ず取り上げられる「中州屋台街」を過ぎると、かつての都市の中心「福岡城」城址や「大濠公園」。
いかにも大都市然とした風景の後の一休みには持って来いの場所です。
因みに、「博多」には国内有数の大きな祭りがあります。
前述した「博多祇園山笠(7月開催)」と「博多どんたく(5月開催)」。
この時期の人出の多さは本当にすごいです。
それこそ、街中がお祭り一色といった風景です。
観光にいらっしゃる際は必ずご留意くださいませ。
全体的にはすっかり現代的な都市風景が広がるこちらの地域ですが、ご紹介した神社等の建造物やお祭り等にはやはり古くから海外の国々と交易を行って来たこの地域故の独特の文化が色々と垣間見れます。
「もつ鍋」「博多ラーメン」といったこの地域の名物料理なんかには特に大陸からの影響が感じられるでしょう。
そう言った諸所の文化が、この地域においてごく自然なものとして日常生活の中にすっかり浸透してしまっている故の現在の風景なんでしょう。
博多湾を挟んで「福岡」の中心市街地、「博多・天神」地域の北側は観光客向けの公園施設になっています。 博多湾と玄界灘に挟まれた砂洲地帯には「海の中道海浜公園」。 西日本最大級のレジャープール施設があるので夏時期はかなり賑わいます。 水族館「マリンワールド海の中道」なんかもすぐ近く。 博多湾内に浮かぶ能古島の「のこのしまアイランドパーク」と併せて、人気のアミューズメントエリアと言えるでしょう。
菅原道真公(天満大自在天神)をお祀りしている神社「太宰府天満宮」があるのがこの地域です。
「博多駅」からは直行便のバスが出ています。
移動時間は45分くらいですね。
国内の三大天神の一社として非常に有名、かつ人気のある神社です。
学問・至誠・厄除けの神社としてよく知られていますね。
菅原道真公は9世紀後半に国政に尽力された人物です。
文武に非常に秀でていたことで知られ、たくさんの逸話が残されています。
あまりに有能であったが故に、政略により当時の国政の中心地だった京の都からこの「大宰府」に左遷されるという不遇に見舞われたんですね。
そんな公をお祀りした「天神神社」の総本宮がこの「大宰府天満宮」です。
国内の数ある神社でも有数の歴史をもつお社で、またその境内や社殿の造りもこの地の歴史あってこその非常に珍しいものです。
かなり見応えがある神社ですので、是非とも足を運んで頂きたいと思います。
また、このすぐ近くには「九州国立博物館」もあります。
「東京」「奈良」「京都」に次いで2005年に開館した国立博物館です。
「福岡」から電車で40分ほど。 こちらも人気の観光地域です。 「白糸の滝」「桜井二見が浦の夫婦岩」等の昔から知られている名所の他、最近はおしゃれなカフェやショップなんかも観光ガイドに多く登場するようになりました。 レンタカーがあれば、ドライブにはオススメのエリアですね。
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