「横浜」「大阪」と並んで、国内の超大都市の一つとして数えられるのがこちら「名古屋」です。
「三種の神器」の一つ草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀る社として知られる「熱田神宮」があることからもお判り頂けるように、歴史的にはかなり古くから開かれていた地域でした。
こちらの社の創建は646年と伝わっていますから、国内有数の歴史を有する地域と言えるでしょう。
また、初めて武家による政を執り行った源頼朝公が生誕した地であったり、江戸時代に国内を統治した徳川家の御三家の一つ尾張藩の拠点となったこともあって、長きにわたって栄えてきました。
濃尾平野と呼ばれる広大な平野部には都市機能を有した市街地、内陸側の周辺地には稲作を主とする穀倉地帯、港湾地域には工業地帯が形成されて、この国の近代化の重要拠点の一つであり続けたわけですね。
そして現在、人口はなんと200万人超え・・
名古屋市を中心とした地域の経済規模では世界有数の大都市になりました。
「伊勢神宮」に至る東海道を始めとして、かつての主要な街道が交差する要所だったこともあって、他の都市への交通アクセスは勿論のこと。
市内の公共の交通網も、鉄道、バス等が非常に整備されていて移動に不便することはおそらくないでしょう。
空路についても、「名古屋空港」や「中部国際空港」と非常に大きな空港が隣接してますので、海外から直接こちらへいらして頂くこともできます。
かなり古い歴史を有する地域ですが、そう言う古めかしい風情のようなものはあまりなかったりします。
国内の東西を結ぶ都市として、主に産業面での発展をひっきりなしに続けて来たせいもあって、文化の移り変わりも早かったせいなんて説もあったりしますが・・
とは言え、前述の「熱田神宮」や「名古屋城」等をはじめとする歴史を感じて頂ける有名スポットはちゃんとございます。
実はこの「名古屋」のある愛知県は、国内で最もお寺の数が多いんです。
因みに、神社の数では第4位。ちょっと意外ではないでしょうか?
以下では、「名古屋」の主な観光エリアをご案内したいと思います。
また併せて「名古屋」以外のお勧め観光エリアを含めた「旅のしおり」も追加していきますのでお楽しみに。
「名古屋」のあるこの地域は尾張地域と呼ばれます。 大まかには「名古屋」「春日井」「犬山」「清須」「知多」を合わせたエリア。 戦国武将が全国各地で争っていた戦国時代終わりから安土桃山時代へと移っていく時期の重要地域です。 江戸時代以前から城下町として栄えてきた非常に歴史の古い地域なんですね。 世界有数の港湾都市、工業都市であるために海沿いを中心にとても現代的な風景だったりしますが、同時にかつての歴史的建造物も多く復元されており人気の観光名所となっています。 この地域、テーマパーク等が多いのも特徴の一つです。
「名古屋駅」、「名古屋空港」を有する「名古屋」の市街地はいかにも大都市然とした風景です。
特に「名古屋駅」周辺は近年また急速に都市化が進んでおり、国内の主要都市の中でもかなり新し目の建造物群が多かったりします。
当然、それに伴って非常に多くの飲食店やショップなんかも集中しており、また東日本と西日本の中間地(←コレ「名古屋」の重要な要素です)と言うこともあって、いろんな意味で非常に濃密な雰囲気を持つ地域です。
やはり大都市なだけに交通網はかなり整備されてます。
移動手段に困ることはあまりないでしょう。
電車、バス、タクシーいずれもとっても便利ですので、どれを利用するかはお好み次第ですね。
日本神話に登場する三種の神器の一つ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」が納められている「熱田神宮」、「金鯱(きんしゃち)城」として知られる名城「名古屋城」あたりは海外の方もご存知の観光スポットです。
他にも「名古屋市科学館」や「名古屋港水族館」、「トヨタ産業技術記念館」等、日本人にも人気の場所がたくさん。
いずれも「名古屋駅」から5km圏内くらいにありますから是非巡ってみて下さいませ。
あ、名古屋名物の「きしめん」「ういろう」「ひつまぶし」をお試し頂くのもお忘れなく。
美味しいものばっかりですから、ご満足頂けるはずです!
超有名な戦国武将の一人、織田信長公の名が全国に知れ渡った「桶狭間の戦い」の際に拠点としていた城として知られる「清洲城」。
その城下町だったのがこの地域です。
実のところ、信長公の没後は町機能のほとんどは名古屋城下へと移ってしまったんですが。
しかしながら、この地域は戦国時代以降の国内商業発展の基盤となる自由取引市場が積極的に進められたという意味で非常に重要な場所なんです。
「名古屋」から電車で30分位ですので、気軽に訪れて頂けます。
「清洲城」の他、お申(さる)の神社として知られる「清洲山王宮 日吉神社」、「キリンビアパーク名古屋」なんかが人気です。
「名古屋」から電車で45分位の岐阜県との県境。 日本最古の木造天守を有する「犬山城」が見下ろすこの地域。 所謂、テーマパークが数多くあることで有名だったりします。 「犬山駅」を中心にバス等で20~30分圏内くらいのエリアに集まってるんです。 バブル期(1980~1990年代)の頃、日本国内にはそれはそれはテーマパークが色々と作られたんですね。 正直なところ、「ここのテーマって何・・?」と感じてしまうようなものもたくさん。 しかし、バブル崩壊に伴いその多くは閉鎖されてしまいました。 それらとは一線を画して、開業時からしっかりしたテーマと造りがなされていたのがこの「犬山」にあるテーマパークです。 「日本モンキーパーク」「野外民族博物館(リトルワールド)」「博物館 明治村」。 いずれも、あまり混雑しないことから穴場のアミューズメント施設です。
子ペンギンのような形をした愛知県の羽の部分・・
「知多半島」です。
「名古屋」市街地から電車で1時間かからないくらい。
「中部国際空港セントレア」が開港してからは観光に立ち寄る方が増えた地域です。
レンタカー等で半島をぐるりと周って頂くのもかなりオススメです。
こちらの「常滑」は常滑焼で有名な町です。
皆さん、おそらく焼物の招き猫はご覧になったことありますよね?
あの白地に黒のブチのある目がきょろっとしたアレ。
そう、アレです。
お土産物として海外の方にも結構人気だとか。
縁起物ですし。
ご存じない方でも一度ご覧になれば、きっと一匹は欲しくなること間違いなし。
目が合って、何となく心が動かされたらそれはもうめぐり合わせです。
「とこなめ招き猫通り」は超オススメの場所です。
周囲の河川よりも土地が低い地帯を輪中地帯と言いまして、こちらの「長島」はその輪中地帯として有名な地域です。 堤防に囲まれた風景は実際に目にするとちょっと驚きです。 こちらそんな珍しい地理条件の地域ですが、有名な温泉地でもあります。 「ナガシマスパーランド ナガシマリゾート」はとても人気のあるアミューズメント施設です。 温泉、遊園地、プールが揃っておりますので、老若男女問わずお楽しみ頂けること請け合い。 「名古屋駅」から直通バスで1時間くらいです。
こちらも前述した織田信長公が治めた城下町として発展した地域です。
以降は、かつての主要な旧街道の一つ中山道の宿場町として栄えていきました。
岐阜県の観光地としてよく取り上げられる「飛騨・高山」地域は北側の山向こうだったりしますのでご注意を。
「岐阜」周辺でお勧めしたい観光スポットはやはり「養老孝子物語」で有名な「養老の滝」。
こちらは言わずと知れた国内有数の名瀑です。
個人的にとってもお勧めしたいのは、そのすぐそばにある奇妙奇天烈な公園「養老天命反転地」です。
何と言いますか・・きっと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、忘れていた子供心をくすぐられるような、あるいは失われかけていた本来の環境適応能力を呼び起こされるようなとっても不思議な場所です。
ご興味を持たれたなら是非。
因みに・・「岐阜」の「阜」と言う漢字。
コレ、「岐阜」って地名を表記する以外に使われない漢字なんですよ~?
使用言語を選択してください。