1859年に開港されて以来、国内最大規模を誇る「横浜港」を擁する代表的な港湾都市です。
京浜工業地帯の中核都市であるとともに、首都圏の代表的なベッドタウンでもあるために非常に近代化された街と言えるでしょう。
総人口は国内の市町村では最大です。ただ、ビル群が集中しているのは臨海地域のごく一部だったりしますので、人口数の割にはそれほどごみごみした印象は少ないと思います。
さて・・近代日本における国際貿易の中心地の一つと言うことで、早くから海外からの文化の影響を受けた地域なんですね。
海外の人達の駐在も多かったために、欧米の衣食住の文化が取り入れられるのが非常に早かったんです。
そのため、開国当時の海外文化の名残りが街中の色んな所で感じられます。
首都圏へのアクセスが容易なのは勿論のこと。
他の有名観光地からもそれほど離れておりませんので、とても気軽に立ち寄れる街ですよ?
以下では、「横浜」の主な観光エリアをご案内したいと思います。
また併せて「横浜」からほど近いお勧め観光エリアを含めた「旅のしおり」も追加していきますのでお楽しみに。
交通アクセスの中心地となるのが、こちらの「横浜駅」です。
開業は1872年。
近代日本の始まりの頃から存在する歴史ある駅なんですね。
「横浜」を観光する場合はほぼ確実に利用することになるでしょう。
「JR線」「東急電鉄」「横浜高速鉄道」「相模鉄道」「京浜急行電鉄」「市営地下鉄」など数多くの在来線の停車駅と言うことで、日本でも有数のターミナル駅の一つとして知られています。
勿論、鉄道ばかりではなく、バスの発着数もすごい数です。
まぁ、それくらい交通アクセスが集中している駅ですから、とてつもなく広いです。
で、構造もなかなか複雑。案内板がなければ、迷うのは確実かも。
それらを整理すべく、開業以来各所で工事が続けられていることから、あのサグラダファミリアに例えられることも。
つまりは、150年近くも途切れることなく発展し続けてきたわけです。
おそらく今後も・・
実のところ、いかにも観光地といった場所はあまりなかったりします。
海からも少し離れていますし。
でも、折角ですから「横浜駅」をご利用の際はちょっと駅外へ出て散策してみてください。
日本有数の大都市っぽさを色々実感して頂けると思います。
因みに・・国内有数のターミナル駅ですが、新幹線は通っていないんです。
新幹線の停車駅は「新横浜駅」です。
こちら、全く別の駅ですのでお間違えの無いようお気をつけ下さいませ。
「横浜」の風景として一般的に良く知られているのはおそらくこちらの風景ですね。
海を臨んだ場所に林立している「ランドマークタワー」や「グランドインターコンチネンタルホテル」等を始めとした現代建築の数々。
そのすぐ間近にぎゅっと集められたたくさんの玩具のような遊園地や停泊している船。
一方で、近代化の歴史を感じさせる古めかしい「赤レンガ倉庫」があったり、更に視線を移せば海に沿うように小高い公園があったり。
そして、海の向こうには首都圏へと伸びる「ベイブリッジ」が見えていたり・・
「横浜」を紹介するガイドブックなんかでもお馴染みの風景ですが、実際に訪れてみるとなかなか感動するものです。
ぐるりと360°見渡して頂ければきっとご納得頂けるはず。
どの角度を見ても画的にとても綺麗なんですね。
お店もたくさんあるので、食事やショッピングにもお勧めですよ?
「横浜港」が開港して欧米の人々の居留が増えるのと同時に、中国からもたくさんの人達が来住するようになりました。
で、形成されていったのがこちらの「横浜中華街」です。
戦時前後はやはり閑散としていましたが、高度経済成長期や日中の国交正常化を経て復興されました。
「神戸」「長崎」と共に日本の三大中華街の一つとして知られています。
中華料理のお店や、中国や東アジアの雑貨等を扱うお店が数多く軒を連ねる「横浜」を代表する観光地です。
日本人にも人気のスポットですね。
お勧めのお店等が紹介されているガイドブックやWebサイトも数多くありますから、情報収集に困ることはまずありません。
ですので、詳しい案内についてはそちらにお任せします。
開港後、主に欧米の人々が居留したのが海沿いにあたる「山下町」と山側にあたる「山手町」でした。
「山手町」には教会や墓地などが残されていて、外国人居留地として賑わった時代の名残りが感じられます。
そんな「山手町」の外国人居留地と「山下町」の間に位置していたのがこの「元町」です。
当然、欧米の人達向けの商業が盛んになったわけでして、喫茶店や洋服店、洋風の日用品等が早くから取り扱われていました。
日本の欧米化が最も早く進んだ町の一つと言えるでしょう。
オシャレなカフェやスイーツのお店も多いので、是非足を運んでみて下さいね。
1180年。
武家による統治機構にあたる幕府がこの地域に初めて開かれました。
武士が台頭する時代の始まりとなった地域ですね。
以来150年ほど存続した鎌倉幕府の元、主に武家文化が発展しました。
政治や経済から日常生活に至るまで、この地から始まった武家文化によって成立した価値観はその後の時代に大きな影響を与えました。
現在の日本の一般的な習慣やマナーの基盤は、大方がこの時代に由来していると言っても過言ではありません。
その後も、明治政府が発足されるまで続いた武家政権の発祥の地と言うことで非常に重要視されました。
そのためにこの地域では当時の寺社仏閣を中心とした建造物等が数多く残されています。
古都の景観を損なわないように街全体で保全に努めている地域ですので、ゆっくり街歩きを楽しみたい方にはお勧めです。
また、この地域は映画やドラマ、文学、音楽なんかでもよく取り上げられてきたんですね。
近代の大衆文化と結びつきが強いこともあって、日本人にもとても馴染みが深い地域なんです。
そういう面では、同じく古都として有名な京都とは趣の異なる観光エリアと言えるでしょう。
日本でも有数の温泉地の一つです。
元々は、近代以降に海外からの居留者の人達が保養地として利用していた地域でした。
やがて温泉観光が大衆娯楽の一つとして人気になるのに伴って、温泉観光地域として発展していったんですね。
そもそもが主にリゾート地として開発が進められた地域と言うことで、温泉以外の観光スポットもたくさんあります。
「富士山」を望む湖畔周辺は人気のキャンプ場なんかもたくさん。
バスフィッシング等の釣りスポットとしても人気です。
またこの地域は、美術館が多いことでも有名なんですね。
周囲を山々の緑に囲まれた地域ですから、都市部にある美術館とは全く違う雰囲気が楽しめますよ?
こちらも有名な温泉地の一つですね。
温泉観光が一般的になり始めた頃は、主に首都圏からの交通アクセスの良さもあって超人気観光スポットでした。
何せ新幹線が停まりますから。
現在では、他の温泉地もそれぞれ交通アクセスが整っちゃいましたから、そう言う面での優位性はそれほどありません。
しかしながら、温泉観光ブームの黎明期からある温泉地ですからそこはやはり今も人気の温泉地です。
「箱根」との大きな違いは、あちらは山の中にあるのに対して、こちらは海に面しているところ。
同じ温泉地でも全く異なる風景です。
当然、旅館やホテル等のお料理にもその違いは顕著にあらわれるわけでして・・
さぁ、皆さんは“海派”ですか? それとも“山派”ですか?
そんなわけで、ちょっと甲乙を付けるのは正直難しいところです。
まぁ、是非とも両方訪れてみて頂ければと思います。
「東京」の観光については別ページにて。
→ https://epic-j.com/jp/sightseeing/main-cities/tokyo/
使用言語を選択してください。