日本は貿易がさかんな国です。鉱業資源や食料の多くは海外からの輸入に頼っています。当然、港がたくさんあるわけですね。道路や鉄道等、陸上の交通網が非常に発達していることは他のところでお話ししましたが、これらの港同士を結ぶ航路もやはりちゃんとあるわけでして。
まぁ・・他の交通手段と比較すると、とてもゆったりした移動方法ということになります。価格としては、移動時間を気にしなければ割とお安い・・のかな?って感じでしょうか。ただ、他の交通手段は混雑時期にはとにかくエラいことになりますが、「船」は一部の航路を除いてあんまりそういう事がありません。つまり、人混みが苦手な方にはうってつけです。本土5島間や離島への移動等、海を挟んで旅をする方はちょっと検討してみて下さい。夜行船なんかは眠っている間に到着したりしますから、移動時間もそんなに気にならないかもですよ?
後ついでに、船旅とはちょっと別のお話を。日本は6,800あまりの島(本土5島+離島6,847島)からなる島国です。北海道、本州、四国、九州は橋梁やトンネルで結ばれていますが、他の離島への交通手段は空か海に限られます。飛行場が設けられている離島もありますが、それ以外の有人の離島へは連絡船を用います。この連絡船、なかなか情緒があってお勧めです。数々の映画や歌、文学等の舞台として昔から取り上げられているのも、その独特の雰囲気のせいでしょう。また一つ違った日本を感じて頂けると思います。日本人ですら、なぜか異国情緒を感じてしまうのは何とも不思議ですよ。